試験装置開発、特殊受託試験、評価法提案、機械加工・溶接・接合、大阪

弊社社員の論文が平成25年度　日本材料学会　論文奨励賞に選ばれました。

橋本匡史，菖蒲敬久，望月正人：高エネルギー放射光を用いた強加工層極表面近傍での残留応力測定と組織変化挙動の考察，材料, 第61巻，第7号，pp612-619, 2012.

この論文は、切削、研削、研磨，ピーニング、メッキ、表面処理（浸炭/窒化）など表面特性が付与された加工物に対して、高エネルギー放射光を利用することで、表面近傍の応力/組織/濃度勾配と三軸応力問題を合わせて取り扱う手法を提案しております。

損傷の大部分は過酷な環境と接する表面を起点に発生することが知られており、特に疲労破壊、応力腐食割れ、摩耗損傷などの発生は、極表面の残留応力やミクロ組織と密接な関係があります。

よって、学術面のみならず、産業界にも有益な情報であることから日本のモノづくりの発展にも大きく貢献すると判断し、平成26年5月17日の全国大会にて表彰される運びとなりました。

このような最先端の評価技術を弊社の製造現場に落し込み、日々、安全性の担保に尽力しております。残留応力評価でお困りの際は受託試験もお引き受け致しますので、お気軽にお問合せ下さい。