試験装置開発、特殊受託試験、評価法提案、機械加工・溶接・接合、大阪

2013.8.19(月)～8.23(金)、弊社臨海第一工場にて

インターンシップを実施致しました。

今年度は神戸市立工業高等専門学校より1名の学生が参加され、

難削材の加工技術開発に携わってもらいました。

テーマは“Ti-6AL-4Vに対する被削材の残留応力制御”で、種々の条件（加工条件、刃先諸言、切削油など）に対する被削材の残留応力特性を系統的に評価し、加工中の変形抑制ならびに実機共用中の寸法安定性を担保することに挑戦してもらいました。

その結果、Ti-6AL-4Vは他の難削材（例えば、インコネル）とは残留応力の生成機構が異なるため、機械加工における勘所に相違が生じることを、科学的アプローチにより得ることができました。

Ti-6AL-4Vは航空宇宙・防衛分野および医療分野における需要がますます増大しているため、高効率・高精度かつ被切削材特性を制御する技術の確立を弊社は目指しております。

最後となりましたが、この5日間が学生ならびに弊社社員にとって貴重な経験となりましたことを、関係者の皆様に感謝申し上げます。